診療内容
認知症外来
もの忘れの原因を、きちんと把握することが、第一歩です
認知症には、いくつか種類があります。
- 年齢による正常範囲のもの忘れ
- 認知症による「もの忘れ」
- 病気による「もの忘れ」
加齢によって、多少のもの忘れはありますので、正常範囲であれば問題ないのですが、心配なのは認知症によるもの忘れと、病気によるもの忘れです。
もの忘れ=認知症と一律で考えるのではなく、他の病気を疑うことが大切です。
病気によるもの忘れの場合は、適切に治療を行うことで、回復します。
病気によるもの忘れには、甲状腺機能低下症、うつ病、正常圧水頭症、慢性硬膜下血腫などがあります。また、睡眠薬や抗生物質などのお薬が原因となることもあります。
認知症は、早期発見・早期治療が大切です
認知症で代表的なアルツハイマー型認知症は、進行性の病気です。
「まさか、私(親)が…」と思っている間に、病気がどんどん進行してしまい、病気の診断をしてもらったときには、脳がかなり萎縮してしまった…ということが少なくありません。
残念ながら、認知症を治すお薬はないのですが、認知症のタイプによっては病気の進行をゆるやかにするお薬があります。
できるだけ早い段階で、病気に気づき、治療を開始することで、ご家族と一緒に過ごす時間を長くすることができますし、ご家族や介護者の負担を軽くすることにもつながります。
「もしかしたら」と思うことがありましたら、どうぞお早めにご相談ください。
認知症外来を受診される方へ
問診・検査等に時間がかかるため、余裕をもって早めの時間にご来院ください。
また、普段の様子がわかるご家族と一緒にご来院ください。
MRI(画像検査)による認知症の診断
認知症の一種である「アルツハイマー」の早期診断には、MRIでの画像診断が有効です。
MRI検査であれば、まだ自覚症状のない初期の段階から、病気による脳の変化(萎縮)に気づくことができます。
検査は約15分程度です。特に苦痛を感じるようなことはなく、横になっていただくだけです。
MRIは磁気を使った検査ですので、放射線被曝の心配もありません。
もの忘れ脳ドック
最近脳ドックを受けたことがある方、病気ではないと思うがもの忘れが気になる方などが対象です。
VSRAD(ブイエスラド)といわれる脳の萎縮を調べる画像診断と、「認知機能検査Brain Life Imagingプラス」のみを行います。
※頭部MRIと頭頚部MRAは行いません。
料金 | 10,000円 |
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内容 | 認知機能検査Brain Life Imagingプラス検査、VSRAD |
簡易認知機能テスト(CQテスト)
簡易認知機能テスト「CQ test」は、健常な方から受けていただける簡易認知機能テストです。
iPadを用いて、記憶力、注意力、空間認知など5つの認知機能テストを行います。
料金 | 2,000円 |
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内容 | 簡易認知機能テスト(CQテスト) |