診療内容
頭痛外来
片頭痛(偏頭痛)には、予防治療があります
今まで頭痛、特に片頭痛は、痛くなったら鎮痛薬を飲むという対症療法しかありませんでした。
しかし、近年、頭痛の予防薬が開発され、片頭痛が起こらないようにできるようになりました。
実際に多くの患者さんに処方してきましたが、とても治療効果が高いと感じており、当院では積極的に取り入れています。
このような方におすすめです
- 月に2回以上、頭痛が起きる方
- 頭痛発作がひどく、頻度が高くなくても、日常生活に影響がある方
- 鎮痛薬があまり効かない方
治療方法
頭痛の予防療法は、「予防薬」という頭痛を起こりにくくするお薬を、毎日飲んでいただきます。
お薬を飲むことで、頭痛発作の回数が減る/発作時の痛みが軽くなるといった効果があります。
片頭痛の回数や頻度を抑えることで、片頭痛発作が悪化することを防げます。
予防薬は鎮痛薬とは違いますので、頭痛が起こらなくなっても、しばらくの間は毎日飲んでいただく必要があります。
予防薬で頭痛がなくなったり、軽減したりするなど効果が見られれば、半年~1年くらいで予防薬を中止することができます。
頭痛が再発してしまうこともありますが、その場合は、予防薬を再開して様子をみます。
女性の場合は、閉経の時期になりますと、片頭痛が自然と治っていくことが多いようです。
治療の流れ
ご予約は不要です。診療時間内にご来院ください。
頭痛専用の問診票に、頭痛が起こる状況や程度などを記入していただきます。
頭痛外来は、問診が中心となります。
いつから、どのくらいの頻度で、どの程度の痛みなのかなどをお伺いします。
問診のうえ、「病気が隠れている頭痛」かそうでないかを診断するため、検査を行う場合があります。
お薬の飲み方指導
お薬の種類や量を決め、副作用を確認するために少なめの処方から始めます。
痛くなったら飲む鎮痛薬とは異なりますので、飲み方の指導もあわせていたします。
予防薬で症状が改善しましたら、定期的に経過観察をします。
半年、1年、3年などの期間、様子を見ながら、お薬を中止するタイミングを探っていきます。